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8.歯周病の予防 |
歯周病の予防は、どんなことを先おいてもプラークコントロールをすることにあります。
歯垢のことをプラークと呼びます。このプラークを歯に付着させないための予防が一番大切なのです。
歯周病を予防するためには、歯磨きが一番大切になります。 食後、一日3回は行いたいものですが、仕事などの都合で怠ってしまいがちです。できるだけ起床時もしくは朝食後、就寝前の3分間の歯磨きタイムを設けることをお勧めします。
食事の後は、必ずうがいをする、殺菌作用があるといわれている熱い緑茶を食後に飲むだけでも違うでしょう。
口の中がねばつくなどの不快な症状を感じた時にはうがいをしたり、舌苔を除去するだけでもかなり違ってきます。
歯磨きも大事ですが、このほかにも食生活の見直しを行いましょう。酸性に傾く食事はメタボリック症候群を引き起こすことでも知られていますが、口の中も酸性に傾くために常に歯周病菌が繁殖しやすい環境に陥ってしまいます。
野菜を上手にとることでバランスが整った食事になりますので、口の中の環境も良くなっていきます。
唾液が出やすい環境をつくることも重要です。昆布やスルメなど歯ごたえのある食品を摂るだけでも唾液が出やすくなります。また口内環境をよくするため、ガムを噛んで常に口の中に潤いを与えるだけでも歯周病の予防になります。リフレッシュ効果もあるのでガムを上手に利用するとよいでしょう。
進行してしまった歯周病は歯科医による治療が必要になりますが、これらの歯周病予防策を励行するだけで悪化や悪循環を食い止めることができます。
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