口臭治療とは、お口の臭いがきつい人が対象の治療です。
もちろん、口臭の原因は一つではありませんので、その治療法も様々です。
主な原因は、放置している虫歯や衛生面において管理されていないお口の中、さらに歯周病です。
つまり、口臭の治療とは、これらの問題を排除すること。
すなわち、虫歯治療、口腔衛生管理、歯周病治療をすることといえます。
一体、これらがどのように口臭に関与するのかを順に説明していきましょう。
まずは、虫歯治療
虫歯にかかった歯を放置しておくと、虫歯菌による歯の浸食が進行していきます。歯の奥まで虫歯菌が侵入した結果、
歯の穴の中には、何日も、何週間も歯ブラシによって取り除かれる事のなかった虫歯菌が住み着いて活動しているといえます。
この菌は、悪臭を発します。この臭いは強烈で、いくら歯を磨いても、
デンタルウォッシュでうがいをしても、その程度でおさまる臭いではありません。
だからこそ、口臭治療の第一歩は、適切な虫歯といえるでしょう。
次に口腔衛生管理です。
口腔衛生管理とは、お口の中をきれいに保っていきましょうということです。
先ほど説明したように口腔内の細菌が臭いの元になっているわけですが、細菌がいるのは虫歯の場合だけではありません。
虫歯のない人の口の中にも細菌はいるのです。
その様な細菌を常在菌といいます。
口の中に菌がいる事は、不健康でも病気でもなく、ごく自然な事なのです。
しかし、口の中が不潔になると、菌の数や種類が増えすぎてしまいます。それは、問題となります。問題の一つが、口臭です。
口の中の細菌のかたまりをデンタルプラークといいます。
このプラークは、毎日取り除いていかないといけないわけですが、
これは水に浸けにくい性質をもっていますので、水に溶かした消毒薬でうがいしただけできれいになる事はありません。
歯ブラシを使い機械的に取り除いていかないといけないのです。
もし、歯ブラシで上手にデンタルプラークを取り除く事ができない人は、
歯科医院に行って相談すれば、歯科医師や歯科衛生士が指導してくれますので、歯科医院を受診してみて下さい。
口臭の原因の説明ですが、最後は歯周病です。
歯周病については、このサイトで説明しているので割愛しますが、口臭の原因であると覚えておいて下さい。
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