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10.歯周病の歯磨粉 |
歯周病を予防するためには歯磨粉は必要か?歯周病を患っている方や歯周病を予防したい方は必ずと言っていいほど疑問に思うことでしょう。答えは「歯磨粉はなくてもよい」というのがセオリーです。
生薬配合、塩で歯茎を引き締める、殺菌成分配合、薬用などといった効能書きが入った歯周病用の歯磨粉はたくさん市販されていますが、歯磨きの方法が正しくなければどんなに高価な歯磨粉を使っても無意味です。これらの歯磨粉は正しい歯の磨き方を行って初めて効果を発揮するので、まずは歯磨き方法をきちんと会得しましょう。
また、歯周病を緩和させる・予防させる働きがある歯磨粉は、歯周病を治癒に向かわせるものではないので、過信することは禁物です。また歯周病関連の歯磨粉の効果を感じるのは、たいてい数カ月間続けて使用したのちであることが多いようです。効果を感じなくても、根気よく歯磨粉を使い続けていくことがポイントでしょう。
但し医薬部外品の歯磨粉でも、香味料などで刺激が強いと感じる歯磨き粉や、患部にしみるものなどを長期間使用することは避けましょう。また薬用歯磨粉等で喘息のような咳き込みをされる方もまれにいます。
刺激等の副反応がひどく、ストレスを感じる場合は使用を止め、メーカーのお客様相談室に相談するようにしましょう。
歯磨き前にマウスウオッシュを口に含み予備洗いをしたり、歯磨粉を使って歯を丁寧に磨いたのちは、デンタルフロスなどを用いて歯と歯の間を掃除したりなどを励行すると歯磨粉の効果もアップします。
※生薬配合の歯磨粉で喘息のような咳き込みを感じたのは、私の経験です。
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